宝石のような一粒を——MKファーム北海道のフルーツトマト「プレシャス」
「これから先、どんな暮らしをしたいのか。どんな場所で、どんな風に生きていきたいのか——」
そう家族でよく話し合った先に、「移住」という選択肢がありました。
埼玉県から北海道下川町へ移り住み、フルーツトマトの生産者として新たな一歩を踏み出した鬼頭俊一(きとう・しゅんいち)さん・めぐみさんご夫妻。おふたりが営むのが、「MKファーム北海道」です。
下川町でフルーツトマト農家として歩み始めた鬼頭一家の移住ストーリーと、その想いが込められた「プレシャストマト」を紹介します。
人生を、自分たちの手でデザインする
鬼頭夫妻が移住を決めた背景には、ひとつの明確な想いがありました。それは、「人生を自分たちでデザインしたい」ということ。
「できることから、やりたい事へ。これからは自分たちで前に進めているという実感がもてる生き方をしたい」
家族で何度も話し合い、たどり着いた答えが「下川暮らし」でした。まだまだ続く子育ての時間を、自然豊かな環境で楽しみたい。そして、「0→1(ゼロイチ)にできる仕事をしたい」。無理のない暮らしのなかで、自分の手で作物を作り出す。その答えが「農業」だったのです。

3年間の準備を経て。就農までの歩み
鬼頭夫妻の移住は、勢いだけのものではありませんでした。じっくりと時間をかけ、家族で一歩ずつ準備を進めてきた歩みがあります。
| 時期 | 歩み |
|---|---|
| コロナ以前 | 2拠点移住やデュアルスクールに興味を持つ |
| 2020年 | 移住に向けて情報収集。移住イベントや農業フェアに参加 |
| 2021年 | 家族で下川町を訪れ農業体験。下川町への移住を決定 |
| 2022年 | 移住1年目。家族が先に移住し、農業研修をスタート。俊一さんはさいたまとの2拠点生活から |
| 2023年 | 移住2年目。継承予定の圃場で農業研修。俊一さんも完全移住し、中古住宅を購入してリフォーム |
| 2024年 | 移住3年目。継承予定の圃場で研修を続ける |
| 2025年 | 新規就農者認定、営農スタート |
段階を踏みながら、家族みんなで下川町に根を下ろしていきました。
「MKファーム北海道」に込められた、想いのバトン
農場名の「MKファーム北海道」。この名前には、意味が込められています。
MKファームは、第三者継承という形で、先代である宮澤ご夫妻から農地や施設を受け継いでいます。
- Miyazawa Mayumi / Megumi Kito
- Kiyoshi Miyazawa / Syunichi Kito
「MK」には、宮澤夫婦と鬼頭夫婦、両家のイニシャルが重ねられているのです。受け継いだ農地や施設を大切にしたいという想いから生まれた、つながりを象徴する農場名です。

ロゴマークは下川町で活動する地元クリエイターに依頼しました。長さの異なる縦線で下川町の山々と「M」を形作ったロゴは、過去から未来へ紡がれる時間の流れや人々の想いを象徴しています。同時に、このしなやかで芯のあるデザインには、農園から新しい価値観を広げていくという願いが込められています。
「プレシャストマト」とは
MKファームが届けるのが「プレシャストマト」です。ふるさと納税の返礼品では、フルーツトマト「プレシャス」PREMIUM の名前で扱っています。
この名前に込められた想いを、鬼頭夫妻はこう語ります。
「『プレシャス=大切な、貴重な』という意味の通り、まるで宝石のように一粒ずつ大切に育てた特別なフルーツトマトです。私たちの愛情とこだわりをぎゅっと詰め込んだこのトマトで、食べた人に『特別で幸せな時間』を届けたいという想いを込めています」

一口で驚く、果物のような濃厚な甘さ
プレシャストマトを初めて口にした方の多くが、その甘さに驚きます。
ひと口かじれば、まるで完熟した果物のような、とろけるような甘みが口いっぱいに広がります。しかし、ただ甘いだけではありません。その奥には、太陽をたっぷり浴びて育ったトマト本来の濃厚なうまみと、後味を爽やかに引き締めるほどよい酸味。この甘み・うまみ・酸味のバランスこそが、プレシャストマトの持ち味です。
糖度は8度から9度を目指して栽培しています。そして糖度以上に自慢したいのが、その食味だといいます。実際に食べたお客様からは、こんな声も届いています。
「最初はフルーツかと思うような食感で、甘味とちょっと酸味が今まで食べたことのない美味しさ。強烈なトマトの酸味はなく、フルーツに近いトマトでびっくりしました!」
「フルーツトマトの北限地」だからこそ生まれる味
なぜ、これほどまでに濃厚な味わいが生まれるのか。その理由は、下川町という土地にあります。
下川町は、フルーツトマト栽培の北限地。北海道道北の内陸に位置し、夏でも昼夜の寒暖差が非常に大きいのが特徴です。
昼はたっぷりの日差しを浴びて、糖分やうまみをぐんぐん蓄える。夜は気温がぐっと下がり、蓄えた甘みを消費せずに実の中へ閉じ込める。この寒暖差の繰り返しが、トマトを濃厚に育て上げます。
なお、プレシャストマトの最盛期は7月中旬から8月中旬。北国の短い夏に、その味わいが凝縮されます。

一粒残らず、価値ある形に
鬼頭夫妻が目指すのは、「小さくても強い農業」です。
「小さいからこそフレキシブルで、つぶされても起きあがれる。しなやかで強い農業を目指したい」
その想いは、トマトを余すことなく活かす取り組みにも表れています。規格外品を使った2次加工にも挑戦し、「隠れフードロス」の削減に取り組んでいます。地元の「ビアスタンド エールしもかわ森のブルワリー」と連携し、規格外トマトを使ったクラフトビールの醸造も行っています。

さらに、気候変動に適応できる持続性の高い農業、環境に配慮した営農も見据えています。森とともに生きる下川町だからこそ、環境への想いも、トマトづくりに息づいています。
生産者からのメッセージ
MKファーム北海道の経営理念は「おいしい幸せを届ける。お客様と自然と地域と共に」。
「私たちが何より大切にしているのは、自分たちの手で育てた安心な野菜で、みなさんの食卓に『おいしい幸せ』を届けることです。農業はいつも自然が相手なので、大変なこともたくさんあります。けれど、それ以上に自然の力強さや優しさを活かす面白さがあります。私たちは北海道下川町の美しい大自然の中で、心地よく調和しながら、ていねいな暮らしをしていきたいです。また、この町で暮らす一員としても、地域のみなさんとのつながりを大切にしながら、地域に少しずつ恩返しをしていけたらと思います」

ふるさと納税で、この「おいしい幸せ」を食卓へ
最後に、ふるさと納税でプレシャストマトを選ぶ方へ、鬼頭夫妻からのメッセージを紹介します。
「下川町へのご支援と、プレシャストマトを選んでくださった素晴らしいご縁に感謝いたします。私たちはかつて、ここ下川町に農業研修生として温かく迎え入れていただきました。地域の方々に支えられながら農業を学び、今こうして独立してトマトを育てることができています。
私たちがふるさと納税に参画したのは、育ててくれた下川町へ、私たちがつくったトマトを通じて恩返しをし、町の発展に少しでも貢献したいと考えたからです。下川町の豊かな自然の中で、私たちが一粒ひとつぶ宝石のように大切に育てた『おいしい幸せ』を、ぜひ心ゆくまでお楽しみください」
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〒098-1206 北海道上川郡下川町幸町 63 番地
E-mail: s-furusato@town.shimokawa.hokkaido.jp
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